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台風のお見舞い


2022年9月23日この日も残業して帰りは遅くなった。台風15号が接近しているらしく、店を出るのが怖いくらいの雷雨。いつもの田んぼ道は不安なので街中を抜けて帰る事にした。ワイパーが役に立たない。側溝から水が噴き出し少し低い場所は冠水して車が溺れそうになる。

 翌朝、出勤すると店の周りの道路は2~3㎝の泥をかぶって黄土色に変色。過去の経験から大雨の時はコンクリート棚板でブロックして帰るがその処置が功を奏して店内への侵入は免れた。真っ赤に日焼けしながら昼過ぎまで道路の泥を洗い流したおかげで、店内に泥の足形がハンコ押印されるのも最小限に防ぐことができた。

 掃除の掃除の最中市の文化財保存課の知人が疲れ切った顔で現れた。一睡もできず、流された橋や護岸を調査して今から、このお寺の崩れた法面を点検するという。この泥まみれの原因に初めてガテンした。一緒に現場を訪ねて唖然!

 数年前の崩落で巨大な石積みを施した直ぐ西隣が 石垣と石段、その上に納まる国の登録文化財の瑞龍閣をまさに紙一重、かろうじて残して崩れてしまった。後日コンクリの吹付で仮補修されたが、果たして本格的な改修ができるかどうかは、お寺さんの判断に委ねるしかない。

 静岡県内では大規模な断水や停電、道路網が寸断されるなどメディアで報道される以外の災害がすぐご近所でも、限りなく有ってびっくりさせられる。普段音沙汰のない友人知人、お客様からも安否のお尋ねを頂いています。ありがとうございます。おかげさまでうちは何とか大丈夫でした。

 今日も天気に恵まれ、たくさんのお客様がご来店なさっています。被害に合われた方たちには大変申し訳ないのですが、その分笑顔をお届けするのがうちの役割だと考えております。



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