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2022年も宜しくお願いします


 コロナオミクロン株が徐々に勢力を拡大してきました。当分終わりの見えない戦いが続きそうです。田舎の小店で出来る対策として、昨年末臨時休業させて頂き、最新式の空調設備に入れ替えました。

 従来型のエアコンでは例えば冬、室内の空気を吸い込み、室外機のコンプレッサーで圧縮されたフロンガスで熱交換し室外に冷えた温度を外気に放出し、室内に暖気を送り込みます。でもこれでは温度が内と外と入れ替えるだけで汚れた空気は内で循環させているだけですから、強制的に扉や窓を開け新鮮な空気を入れ替えなくてはいけません。その度毎に温まった空気は外に逃げ、夏は冷気が外に空気といっしょに逃げてしまい省エネにはならず効率の悪い空調になります。  新しい空調は天井裏に大きな熱交換機を室外とエアコンとの間に設置し、運転中は常に外から新鮮な空気を取入れながらも温度はそのまま、汚れた空気を外に放出するという仕組みで、清潔でありながら省エネ効果も高いという 新しい仕組みなのです。(専門家ではないので、かなり簡略な説明です)  ジェラートは季節商品ですから、暑い夏は涼しいところで、冬はポカポカの場所で食べたいのが人情です。ただコロナ禍では密集を避け、通気のあるところで食べることが予防効果があるので、ずっと不快な思いをお客さんたちに強いてきたのです。今回採用した新空調システムは少しでも安心して、快適な空間でジェラートを食べていただくための仕組みです。零細店としては 清水の舞台から飛び降りる覚悟の設備投資でしたが 見えない敵と具体的に対峙していかなくてはいけません。とはいってもウィルスを完璧に除去し無力化するシステムではないので今まで通り予防策は続けてくださいね。

 今日の一枚は可睡斎の正月用精進料理、本当はもっと豪華なのだが美味しそうだったのでついお箸が先に出て半分以上食べ終わってから、ああ写真撮っておかなくちゃという、あるあるパターンでした。小金山典座和尚様の精進料理を食べて初めて正月が来たと感じます。一品一品工夫された味付けで、例えば、ごぼう、人参、蒟蒻、海老芋、ごった煮という事はしない。一品ずつ味付けが違って奥深い。こういう丁寧な調理を頂きながら 背筋が伸びる気がするのです。禅寺の門前で商いさせていただく特典でしょうか。




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