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可睡齋ひな祭り開催中


 今年も元旦から お隣の禅寺 可睡斎(かすいさい)で国登録文化財の「瑞龍閣(ずいりゅうかく)」を利用してひな祭りが開催されている。毎年観光協会婦人部の有志が主導して修行僧や僕たち(ちょこっとね)が手伝って飾りあげる。年々飽きられないように工夫が凝らされる。二階には大祭壇、一階には冬ぼたんを交え吊るし雛が奇麗だ。ぼたん園などの管理を任されている御庭番さんが僅かな時間外を利用して丹精した竹細工の雛段も見ごたえがある。  市内のあちこちでも《まちなかひなまつり》の競演が観られる。うちの狭い店内にも急ごしらえの雛段が組まれ お預かりした人形や木製のお道具が並べられた。お手伝いしながらお気に入りをこっそりじっくり探して(もちろん皆さんの了解をいただいて)きたのでとてもいい表情の雛さんたちで 当人は御満悦です。  国の登録文化財だけあって古くはないけれど価値のある建造物の空間を使ったひな祭りだからこそ趣きが深い。おそらく人形の数や大きさを競う追随があるだろうが観る目のある人には比較が見当外れと言う事が理解できるはずです。それらを囲う山口玲熙(れいき)の描いた襖絵や建具などの趣向に気付かれると癒されるはず。  枠の外から眺めるだけの文化財から、実際に触り歩き茶をすする事が許される 建物本来の目的を失わず活用されている実空間の楽しみ方を体感ください。昨年2018年の静岡県《ふじの国観光大賞》を受賞した企画です。

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